Broadwell-EPベースの第4世代Xeon®E5(v4)搭載モデルを発売しました

2016.04.01 ホット

xeon e5-2600v4cover
インテル® のワークステーション向けCPU「Xeon®」における最新ファミリー「Broadwell-EP」E5-2600v4シリーズが、日本時間の4月1日に発売されました。
今回のCPUの特長は2つあります。
1つ目は前シリーズ「Haswell-EP」比でコア数とスレッド数が20%増加することです。前Haswell-EPではトップビンで1CPUあたり18コア36スレッド(XeonE5-2699v3) に対して、今回のBroadwell-EPでは1CPUあたり22コア44スレッド(Xeon E5-2699v4)という仕様となります。
当然、Xeon®CPUはDualSoketに対応していますので、本CPUを2基搭載することにより最大44コア88スレッドというマルチコアマルチスレッド環境を実現可能です。但し、クロックが2.3GHz(Xeon®E5-2699v3)から2.2GHz(Xeon®E5-2699v4)へと0.1GHz落とした設定となっています。この点についての気になるベンチマーク結果は以下に記載の通りです。

2つ目の特長はメモリ帯域です。前世代においてはサポートされていたDDR4メモリの動作周波数は最大2133MHzまでとなっていましたが、今回の「Broadwell-EP」E5-2600v4シリーズにおいては最大2400MHzにまで引き上げられています。

ベンチマーク 
   インテル® Xeon® 第3世代(Haswell-EP)2600v3 VS 第4世代(Broadwell-EP)2600v4 
    LINPAC MP Range(1Node)  2CPU搭載時でXeon® 2690v3を100とした場合の性能比
xeon_v3_vs_v4

   前述の通りクロック周波数は若干落としてあるもののコア数とスレッド数の増加により、同じSKUでも30%前後の性能向上を確認出来ました。また今回の第4世代(Broadwell-EP)2600v4シリーズにおいては一つ下のSKUでも前世代を上回るパフォーマンスを実現しています。

ワークステーションのキーパーツであるCPUの性能向上はワークステーション全体の性能に直結することは言うまでもありませんが、GPUなどアクセラレーターを搭載した場合でも、メインメモリとの帯域幅の拡大によるボトルネックの解消や、GPU以外(CPU)ルーチンでの処理が多いアプリケーションの高速化も含め今回の第4世代(Broadwell-EP)2600v4シリーズをご検討頂くことをお勧め致します。

第4世代(Broadwell-EP)2600v4シリーズ搭載可能モデル
ワークステーションモデル
 MAS-XW-E5HS
   APEXX5 8903
サーバーモデル
   MAS-XW-E5HG
   MAS-XE5-SV1U/3X
   MAS-XE5-SV1U/4X
   MAS-XE5-SV4U/8X

 

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