「G-Works & Container Hybridパッケージ」をリリース

2020.06.22 プレスリリース

NVIDIA社のエリートパートナーである株式会社ジーデップ・アドバンスは、軽量かつ直感的で扱いやすいOSネイティブなG-Worksバイナリアプリケーションに加え、より最新技術へのアクセスが容易となるコンテナアプリケーションの併用を可能とするために、Docker / Singularity / Slurmを同時インストールした「G-Works & Container Hybrid パッケージ」をリリースいたします。
これは、従来ジーデップ・アドバンスがDockerモデルという名称で、G-Worksとは別の製品として販売していたモデルのコンセプトを統合し、ユーザの好みに応じて、より使いやすく、簡単に用途の広がるシステムの追及を行ったものです。
OSはUbuntu 18.04 LTSを使用し、業界標準となっているDockerに加え、AI/HPCアプリケーションに適したSingularity、およびワークロードマネジメント用にSlurmをインストールしました。
また、NVIDIA社が提供するNVIDIA GPU Cloud (NGC)の内容を検索できるngcスクリプトも配置してありますので、コマンドラインから、利用可能なDocker Imageを簡単に探し出すことができ利便性を高めています。

Version 2.1における主なコンテナ関連ソフトウェア
Ubuntu 18.04 LTS
CUDA 10.1
Docker CE 19.03.8
NVIDIA Container Toolkit 1.0.5
NGC script
Singularity 3.5.3
Slurm 19.05.6

G-Worksは、継続的にリリースされ、最新版から過去にさかのぼってGeneration 1.0まで、ユーザがインターネットからインストールして使用できます。インストールには専用コマンド”gworksctl”を使用します。
ダウンロードが可能なマシンは、ジーデップ・アドバンスから正式にライセンスを受けたマシンのみに制限されます。このことにより、Hybrid版ではOSネイティブなG-Worksと同様に、コンテナベース環境に関しても、継続して最新版へのアクセスが簡単にできるようになります。
G-Works_hybrid
OSネイティブな環境で利用可能な「G-Works2.1」の最新状況は以下の通りです。
G-Works 2.1 for Ubuntu Linux 18.04 LTS and 16.04 LTS

項目

コンポーネント-バージョン

説明

GPU Library

CUDA-10.1

GPUサポート基本ライブラリ

Turing GPU対応

 

cuDNN-10.1-v7.6.5

Deep Learning用GPUライブラリ

Tensor-core FP16対応

 

nccl-2.6.4

マルチGPUサポートライブラリ

Compute Capability

5.0, 5.2, 6.0, 6.1, 7.0, 7.2, 7.5

GPU計算機能世代サポート

Python base

Python-3.7.7

Python言語環境

Python modules

numpy-1.18.3

数値演算ライブラリ

 

scipy-1.4.1

科学計算ライブラリ

 

jupyter-core-4.6.3

iPython Web UI コア

 

notebook-1.3.7

iPython Web UI

 

spyder-4.1.2

iPython IDE

 

nvidia-dali-0.21.0

NVIDIA画像前処理ライブラリ

Deep Learning Framework

tensorflow-2.1.0

Google開発

 

pytorch-1.5.0

Facebook開発

 

chainer-6.7.0

Preferred Network開発

Other Libraries

OpenCV-3.4.10

画像ファイル処理ライブラリ

G-Works & Container Hybridパッケージ 搭載可能モデル
ワークステーションモデル
DeepLearning BOX/Alpha
DeepLearning BOXII
DeepLearning STATION
GWS-TR3/2G
GWS-621/3G
GWS-i9/4G

サーバーモデル
GSV-621-1U/4G
GSV-621-4U/4G
GSV-621-4U/8G

株式会社ジーデップ・アドバンスについて
http//www.gdep.co.jp
株式会社ジーデップ・アドバンスは、「その仕事にアドバンテージを」コンセプトに、GPGPUをはじめとするアクセラレーターやオーバークロックワークステーション、ライブラリやコンパイラ、ソースコード解析から受託開発に至るまで、仕事や研究を加速するための手段を総合的に提供する総合システムインテグレーターであり、NVIDIA社パートナー認定制度「NPN(NVIDIA Partner Network)」の日本初のエリートパートナ及び、日本初のATP (Advanced  Technology  Partner)として活動しています。

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