汎用熱流体解析ソルバー Altair AcuSolve® ベンチマーク

2021.10.04 テックリポート

ジーデップ・アドバンスではアルテアエンジニアリング株式会社様と協力し、同社の汎用熱流体解析ソルバー Altair AcuSolve® のベンチマークをNVIDIA社の最新GPU NVIDIA RTX A6000を用いたハードウェア環境で取得しました。
AcuSolve は有限要素ベースの汎用熱流体解析ソルバーで、スケーラビリティ、精度、ロバスト性に優れています。 有限要素法を採用していることから、壁と流体との境界条件が正確に満たされる特徴があります。 このことから、流体-構造連成、移動境界、熱問題、などを高精度の解を得ることができます。 また、収束性の高いカップリングソルバーを採用することにより、大規模/複雑な問題に対しても高速に計算可能です。
GPUでの計算はAcuSolve の線形ソルバーに対してのみ有効で、1デバイス1GPUをサポートしています。

テスト環境

GWS-i9/4G(デスクサイド静音モデル)
・CPU: Intel Core™ i9-10940X, 3.3GHz
・GPU: NVIDIA RTX A6000, 48GB
・RAM: 128GB

Altair AcuSolveによるGPU性能評価
AcuSolve バージョン2021.1

結論

GPUを追加することによって、全体の計算時間が10.1倍の高速化
(線形ソルバー*は16.6倍の高速化)を実現しています。
詳しくは下記PDFを御覧ください。

Altair社GPU対応ソリューションのトライアル環境

ジーデップ・アドバンスではアルテアエンジニアリング株式会社様と協力し、引き続きAltair社のGPU対応ソリューションのベンチマーク取得を進めるとともに、Altair社のGPU対応ソリューションをご検討されているお客様に対するトライアル環境を最新GPUでご用意しています。
リモートで利用可能な NVIDIA DGX A100 や オンプレミスで利用可能な静音GPUワークステーションなど、利用するシーン合わせて実機を使ったテストが可能です。
詳しくはアルテアエンジニアリング株式会社様、もしくは弊社までお気軽にご相談下さい。

NVIDIA DGX A100

GWS-i9/4G
・CPU: AMD Rome 7742 x2  2.25 GHz(base), 3.4 GHz(max boost)
・GPU: NVIDIA A100 40GB x8基 NVLINK接続(倍精度対応)
・システムメモリ: 1TB
・CPU: Intel Core™ i9-10940X, 3.3GHz
・GPU: NVIDIA RTX A6000, 48GB x2枚
・システムメモリ: 128GB

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