粒子法ベースの流体力学シミュレーションツール Altair nanoFluidX™ ベンチマーク

2021.11.18 テックリポート

ジーデップ・アドバンスではアルテアエンジニアリング株式会社様と協力し、同社の粒子法ベースの流体力学シミュレーションツール Altair nanoFluidX™ のベンチマークをNVIDIA社の最新GPU NVIDIA RTX A6000を用いたハードウェア環境で取得しました。
nanoFluidX は複雑な運動を伴う複雑なジオメトリ内の流れを予測するための、粒子法ベースの流体力学シミュレーションツールです。

テスト環境

GWS-i9/4G(デスクサイド静音モデル)
・CPU: Intel Core™ i9-10940X, 3.3GHz

・GPU: NVIDIA RTX A6000, 48GB
・RAM: 128GB

Altair nanoFluidX™ software stack
・nanoFluidX 2021.2 with single-precision floating point arithmetics
・CUDA 11.1.1
・Open MPI 4.0.6(with CUDA support)

結論

最新GPU NVIDIA A6000を利用することによって、前世代のTESLA V100と比較して
全体の計算時間が約24%以上高速化されています。
詳しくは下記PDFを御覧ください。

※今回は2GPUモデルでの検証ですが、アルテアエンジニアリングとジーデップ・アドバンスでは、4GPUワークステーション、8GPUサーバー、さらにDGX A100など様々な検証環境をご用意しています。

Altair社GPU対応ソリューションのトライアル環境

ジーデップ・アドバンスではアルテアエンジニアリング株式会社様と協力し、引き続きAltair社のGPU対応ソリューションのベンチマーク取得を進めるとともに、Altair社のGPU対応ソリューションをご検討されているお客様に対するトライアル環境を最新GPUでご用意しています。
リモートで利用可能な NVIDIA DGX A100 や オンプレミスで利用可能な静音GPUワークステーションなど、利用するシーン合わせて実機を使ったテストが可能です。
詳しくはアルテアエンジニアリング株式会社様、もしくは弊社までお気軽にご相談下さい。

NVIDIA DGX A100

GWS-i9/4G
・CPU: AMD Rome 7742 x2  2.25 GHz(base), 3.4 GHz(max boost)
・GPU: NVIDIA A100 40GB x8基 NVLINK接続(倍精度対応)
・システムメモリ: 1TB
・CPU: Intel Core™ i9-10940X, 3.3GHz
・GPU: NVIDIA RTX A6000, 48GB x2枚
・システムメモリ: 128GB

 

trending_flat