Ubuntu Support を購入してみた(Essential 編)

2021.03.26 技術コラム
ジーデップ・アドバンスでは自社のワークステーションやサーバーにインストールされているUbuntu OSについてのサポートサービスUbuntu GDEP サポート「UGDEPサポート」を開始します。そこで今回は、Canonical が提供している3つのカテゴリー
  • ●Essential
  • ●Standard
  • ●Advanced
この中の最低ランク Essential を購入し、実際に何ができるのかを見てみたいと思います。サポートの購入に関しては、10アカウント以下、もしくは 1000USD 以下の場合は、カード決済になります。それ以上のアカウントが必要になると、日本での担当窓口がつくようになるそうです。Ubuntu自体は日々アップデートはしていますので、パッケージごとの問題であれば、本質的には各パッケージの開発元に問い合わせるのが筋です。Ubuntu はオープンソースのプロジェクトです。そのため、無償でコミュニティーサポートがまず存在してます。ドキュメント関係は、無償で公開されていますので、まず困ったことがあるなら、コミュニティーに登録を行いましょう、活発に議論が交わされてます。

次に、どうしても困ったことになっている場合、Essential では問い合わせ先が用意されていません。Canonical が提供しているパッケージに対して、電話もしくはチケット(Web Portalから問い合わせ)をするのであれば、Standard クラス以上が必要になります。

では、Essentical を買うと何ができるのかを見ていきましょう。

ESSENTIAL STANDARD ADVANCED
WHAT’S INCLUDED
Extended Security Maintenance(ESM) for Ubuntu 14.04 LTS

ESM for Ubuntu 16.04 LTS available April 2021. Learn more ›

Yes Yes Yes
Kernel Livepatch service to avoid reboots Yes Yes Yes
FIPS 140-2 Level 1 certified crypto modules Yes Yes Yes
Common Criteria EAL2 Yes Yes Yes
Ubuntu systems management with Landscape Yes Yes Yes
Certified Windows drivers for KVM guests Yes Yes Yes
Phone and ticket support   24/5 24/7
OpenStack Security updates Updates + support Updates + support
Kubernetes Security updates Updates + support Updates + support
KVM/LXD Security updates Updates + support Updates + support
MAAS Security updates Updates + support Updates + support

最近 UI が変更され、個人アカウントでも Wiki が作れるようになりました。ただし、ややこしいのですが、それはコミュニティーの範疇なので、Advanceサポートではありません。Essentical を購入すると、下記のサイトにアクセスができるようになります。

https://support.canonical.com/selfservice/s/

こちらにも、Knowlege があるのですが、大したことが書かれているわけでもありません。このサポートポータルから、特定の質問を投げて、専任担当者が回答をしてくれるシステムだと考えられますが、Essentical ではアクセスができません。

Essential で可能なことは、上記にある通り、
  • Kernel の Live Update
  • 古いバージョンの延長サポート
  • 大規模サーバー管理ツール Landscape の使用権

等になるので、本質的には Standard を購入し、その管理下に置くサーバーに Essential を割り当てるという構造に感じます。Ubuntu14.04 と 20.04 を使用する場合には、Essential に割り当てたサーバーを登録するように Canonical から案内が来ます。Essentical で可能な、Landscape やMAAS の使い方については、こちらで順次紹介を行います。現時点では、Standard を購入して問い合わせをする要求がありませんので、UGDEP でのサービスが実質稼働して以降 UGDEP 側のポータルで更新を行いたいと思います。



内田盛久


ジーデップ・アドバンス エンジニアリングフェロー 兼 ULGS株式会社代表

京都大学大学院工学研究科を経て20年以上HPCの仕事に携わり、国プロ絡みの大きな案件を多数経験。 HPCクラスターやGPUクラスターの構築、HPC系ジョブスケジューラーの運用に強いノウハウを持つ。 2021年からジーデップ・アドバンスにおけるUbuntuOSのサポートサービス「UGDEP」の提供を開始予定。

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