ジーデップ・アドバンスが参画している、アダプティブ コンピューティング研究推進体 (ACRi) はFPGAの活用方法を模索、研究する団体です。より多くの方にFPGAを楽しんでほしいと考えているACRiでは、ウェビナーを通じてFPGAの学び方・楽しみ方や活用事例を紹介していきます。
開催概要
今回は「ポストムーア時代の未来予想 ~FPGAエンジニアにとって、次の10年のモチベーションを考える~」と題し、オンラインでのパネルディスカッション形式での開催となります。
過去10年でAI/機械学習研究は目覚ましい進歩を見せ、様々な分野でのAI活用が急速に進んでいます。ポストムーア時代の到来が現実味をおびるなか、高速なAI処理を行うアクセラレータとしてGPUの普及が一気に進み、また専用ASICやFPGAも新たな選択肢として注目されるようになりました。今後10年は、ポストムーア時代の技術変革のみならず、米中新冷戦や再生可能エネルギーへのシフトなど様々な社会構造の変化が、コンピューティングの世界に影響を及ぼすものと予想されます。さて、次の10年はどのような変革(パラダイムシフト)が起きるのでしょうか。
今回の討論会では、業界を代表するキーマンの方々にお集まり頂き、「今後10年に予想されるパラダイムシフトの中で、FPGAとFPGAを学んだ若手エンジニアがどう活躍できるか?」というテーマで、次代を担うエンジニアに向けたアドバイスを伺いたいと思います。
ACRiルームの詳細は、こちら
パネリストの紹介
・株式会社ジーデップ・アドバンス エグゼクティブアドバイザー 林 憲一
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元NVIDIA社 エンタープライズマーケティング本部長として、日本でのGPUコンピューティングおよびディープラーニングのマーケティング活動に従事。GTC Japanを参加者300人のイベントから5,000人の一大イベントに押し上げる。
・理化学研究所 R-CCSプロセッサ研究チーム・チームリーダー 佐野健太郎 先生
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R-CSSプロセッサ研究チームにて、ポストムーア時代にも性能向上が可能な計算機システムの構成原理、特に、アルゴリズムをデータフロー回路に展開して実行する非ノイマン型の新しい計算機アーキテクチャとそのプログラミング手法について研究を行う。
・東京工業大学 工学院 情報通信系 准教授 中原啓貴 先生
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ディープラーニングに関するハードウェア研究の実績多数。2020年春に大学発スタートアップ企業(Tokyo Artisan Intelligence (TAI) Co., Ltd.) を立ち上げ。人材育成と共に、新しいコンピュテーション技術の創出と AI 技術の社会実装に取り組む。
・ザイリンクス株式会社 カントリーマネージャー 林田 裕 様
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元AMD社 日本法人社長として、組み込み事業やサーバ市場へのEPYCプロセッサ普及に従事し、日本での市場シェア向上に大きく貢献。2020年夏にXilinx社カントリーマネージャーに着任。
対象の方
FPGAによる高速化に興味のあるエンジニア、学生(初心者の方、大歓迎です)
ACRiの活動に興味を持ってくれている企業の方、研究者の方
スケジュール
アジェンダ | 時間 | |
1. | 冒頭挨拶 ACRi代表 吉瀬先生 | 16:30-16:35 (5分) |
2. | ポジショントーク(1) ジーデップ・アドバンス 林 | 16:35-16:45 (10分) |
3. | ポジショントーク(2) 理化学研究所 佐野先生 | 16:45-16:55 (10分) |
4. | ポジショントーク(3) 東京工業大学 中原先生 | 16:55-17:05 (10分) |
5. | ポジショントーク(4) ザイリンクス 林田様 | 17:05-17:15 (10分) |
6. | パネルディスカッション 質問&回答 | 17:15-17:55 (40分) |
7. | クロージング ACRi事務局 住川様 | 17:55-18:00 (5分) |