Seagate Technology データストレージシステム
Seagate Technology社(以下:Seagate社)は1979年に設立されたHDDやSSDという「ストレージデバイス」を製造するグローバルベンダーです。40年近くにわたり自社でドライブを製造しているため、圧倒的なコストパフォーマンスと大容量化の高度な技術を有しています。
ストレージベンダーであるSeagate社が自社の技術と製品を使って開発した自己修復機能を備えた高性能・高密度のブロックストレージ・システムが、Exos® CORVAULT™(エクソス・コーボルト)です。(4U106)

Exos CORVAULTの特徴
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膨大なデータを扱うデータセンターや研究機関向けに設計されており、従来のストレージが抱えていた「メンテナンスの手間」や
「故障のリスク」を最新技術で解決しています。
1. ドライブが「自己修復」する(ADR技術)

通常のストレージは、中のハードディスク(HDD)が故障すると人間が物理的に新しいものに交換する必要があります。
CORVAULTは自己修復するADR (Autonomous Drive Regeneration) 機能を備えています。
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仕組み |
HDD内の特定のヘッドやプラッタ(ディスク面)が故障した際、システムが自動的にその部分を切り離し、残りの正常な部分だけでドライブを再構成します。 |
| メリット |
ダウンタイムを最小限抑え、現場に行ってHDDを抜き差しする手間(保守コスト)が激減する。 |
- ※適用条件
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- ● 18TB以上のエンタープライズHDDと特定のFirmware
- ● ADR対応のRAIDコントローラによるADAPT構築
- ● シングルヘッドエラーまたはシングルプラッターのサーフェースエラー
- ● 18TB以上のエンタープライズHDDと特定のFirmware
2. データの復旧が爆速(ADAPT:AdvancedDistributed Autonomic Protection Technology)

Exos CORVAULTはADAPT(次世代の分散保護技術)により、データの復旧が爆速で行えます。
※従来のデータ保護方式では、大容量になればなるほど、故障時の復旧(リビルド)に時間を要し、数日〜数週間を要しました。
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仕組み |
データをすべてのドライブに細かく分散して書き込みます。 |
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メリット |
どこかのドライブが故障しても、残りの全ドライブが協力して復旧作業を行うため、従来のRAIDより最大で95%も早く数分から数時間で復旧が完了します。 |
3. 圧倒的な密度と信頼性

Seagate 社製 Exos® CORVAULT™(左) は 4U筐体に最大 2.12PB(RAW)の最高密度を実現します。
Seagate Exos SASハードディスク・ドライブを 106台搭載。非常にコンパクトなスペースに、2.5ペタバイトのデータを格納できます。
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項目 |
4U106モデル( Exos CORVAULT ) |
5U84モデル( Exos X ) |
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最大容量 |
約2.5PB |
約2.0PB |
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搭載ドライブ数 |
最大106台 |
最大84台 |
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サイズ |
4U 奥行1.2m |
5U 奥行1.0m |
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信頼性 |
99.999% (ファイブナイン) の稼働率 |
99.999% (ファイブナイン) の稼働率 |
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セキュリティ |
全ドライブが自己暗号化 (SED)対応 |
全ドライブが自己暗号化 (SED)対応 |
Exos CORVAULTの強み
運用コスト(OPEX)の削減:
HDDが故障しても「すぐ交換」に行く必要がありません。ADRが勝手に処理してくれるため、半年に一度まとめて交換するなどの運用が可能です。
復旧が早い:
ADAPTにより、HDD故障時のリビルド(復旧)時間が劇的に早い。数分から数時間で復旧が完了します。
圧倒的な省スペース:
4Uサイズで2.5PB(次期モデルは3PB)を超える密度は業界トップクラスです。
高い信頼性(ファイブナイン):
99.999%の可用性を実現しており、ミッションクリティカルな業務にも耐えうる設計です。
垂直統合の強み:
ドライブ、筐体、コントローラのすべてをSeagateが自社開発しているため、振動対策や冷却効率が極限まで最適化されています。
最適な用途
Seagate Exos CORVAULTの性能を最大限に活かせる具体的なユーザー像と、その活用シーンを解説します。
1,学術・研究機関(ゲノム解析・HPC・AI学習データ)
Seagate Exos CORVAULTの強みは、遺伝子解析、気象シミュレーション、大規模なAIモデルの学習用データを扱う大学や研究所での利用に最適なスペックとコストパフォーマンスを有することです。
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具体的な使い方 |
数百テラバイト〜数ペタバイト単位で生成される「分析待ちの生データ(Raw Data)」の一次受け皿として巨大なバケツの様に利用されています。 |
| メリット |
計算処理中にストレージにトラブルが起きると大きな損失になりますが、ADAPT(超高速リビルド)とADR(自己修復)により、解析を止めずに安定したスループットを維持できます。 |
2,メディア・エンターテインメント業界(放送局・ポストプロダクション)
この使い方もSeagate Exos CORVAULTでは需要が多い使い方です。数十年分のアーカイブ映像や、4K/8Kの巨大なマスター素材を抱える企業様が利用されています。
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具体的な使い方 |
これまでのLTO(磁気テープ)によるバックアップをCORVAULTに置き換え、ニアラインストレージ(必要な時にすぐ取り出せる保管場所)として運用します。 |
| メリット |
テープの架け替えや読み込み待ち時間がゼロになります。4Uで2PBを超える密度により、スタジオ内の限られたラック・スペースに膨大な過去資産を統合できます。 |
3, 物理的なアクセスが困難な拠点(エッジ・リモートサイト)
自己修復機能ADRを特徴としたSeagate Exos CORVAULTは専任のIT担当者がいない支店、工場、あるいは定期的な保守が難しい遠隔地のエッジ拠点での利用に最適です。
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具体的な使い方 |
現場で発生するセンサーログのローカル・バッファ(蓄積用)や視カメラの録画映像の保存用ストレージとして設置します。 |
| メリット |
ADR(自己修復機能)により、HDDが故障しても「すぐに現場に駆けつけて交換する」必要がありません。半年に一度程度の定期メンテナンス時にまとめて数台交換するだけでも24時間365日の稼働を維持できます。 |
まとめ
大容量のストレージを抜群のコストパフォーマンスで導入し、故障対応(HDDの入れ替え)の回数を減らしたい方には Seagate Exos CORVAULT がお勧めです。 ジーデップ・アドバンスでは豊富な導入経験から、AI開発や大規模なデータ分析用のインフラやシンプルなバックアップ用途など、様々なご要望に対して最適なご提案を致します。 まずはお気軽にご相談ください。 |













